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コロナ禍で憧れの在宅ワークに!主婦の視点を活かして活躍するSNSクリエイター

2020年新型コロナウイルス流行により、多くの企業がテレワークとなるなか、接客業・サービス業など出勤をせざるを得ない業種で働く方も少なくありません。それらの影響もあり、ますます注目されるようになった『在宅ワーク』

今回は10年間のコワーキングスペース運営を経て、コロナ禍をきっかけに在宅ワーカーとなった、ちかよさんをインタビュー。

現在、Instagramフォロワー数10万人越えの人気アカウント『ラクジタン』の運用に関わり、SNSクリエイターとして活躍するちかよさんの、お仕事に繋がったきっかけや投稿で心がけていることについてお伺いしました!

目次

コロナ禍をきっかけに働き方を一新!憧れの在宅ワークへ

コロナ禍で働き方を改めることに

2010年に、当時ではまだ珍しかったコワーキングスペース『JUSO Coworking』をオープンしました。家族で営むアットホームなスペースとして、様々な働き方や幅広い職業の方々に利用していただいています。

ある時、 WEBメディア『ハウスクリーニング業者比較サイト』を運営するみほじさん( @dk45blog )に、「Wordpressが多少触れて、主婦の感覚を持っている方を探している」と相談を受けたときに、「それだったらわたしがやるよ!」と立候補したことをきっかけに、ラクジタンのInstagram運用に関わるようになりました。

最初の頃は、「JUSO Coworking を主婦の拠点にしたい!」「イベント運営にも繋がるかも!」との想いで、コワーキングの運営の傍らでお手伝いをしていました。

しかし、2020年の新型コロナウイルス流行の影響で、コワーキングスペースの営業を縮小することにしたんです。それを機に、自分の働き方を改めようとInstagramの運用に本格的に向き合うことにしました!

憧れの在宅ワーカーへ

コワーキングスペースの運営を長くやってきて、色んな働き方の方に出会ってきました。時間や場所にとらわれず、自由な働き方ができる場所を提供しているのに、そんな私自身は働き方や働く場所を選べなかったんですよ。

だから、すごく憧れていたんです!

10年間出勤をする生活を続けて、特にフリースペースのオープン後は毎日の店番も必要になって、土日はイベント運営をしたりレンタルスペースの対応をしたり。正直、子ども達に我慢させてることが多かったんですよね。

コワーキングを続けてきて『在宅ワーク』に憧れもあって、そろそろ自分も次のステージに行こうと思いました。家にいながらデスクワークをして、子ども達に家で「おかえり」って言ってあげられるように。

仕事に繋がったスキル

WordPressもSNSもそれなりに触れたことが、今のSNS運用の仕事に繋がったかなと思います。

旦那さんがWEB制作をしているので、ありとあらゆるWEBサービスは一度試すんですよね。その感想を普段からよく聞くこともあって、じゃあ自分もやってみようかなとアカウントを作って触ってみたり、何かしら自分でも発信をしてみたり。

そういった深くはなくても、広く浅く色んなものを触れたことがある経験や、何かしら自分で発信や運営をした経験があったことが、今に活かされているなと思います。

SNSの世界観を大切に、涙しながらも結果がやりがいに繋がる

SNS運用に必要なスキルとは

まずSNS運用に必要なのは、Twitter・Facebook・Instagram とそれぞれの世界観を理解すること。盛り上がり方の違いだったり、自分の発信したい話題の世界観を研究したりする必要があります。そのうえで、「傾向」と「対策」を見つけて、色んな方法を試していくんです。

はじめたばかりの頃は、とりあえずやってみるけど「この投稿ダメでした」って投稿が不採用になることも。最初の半年ぐらいはInstagramの世界観がなかなか理解できなくて、泣きながらやっていました。それでも続けられたのはラクジタンのメンバーのおかげです。

分からないことは何でも聞きやすい環境でハッキリと教えてくれるし、自分がやってみたことをちゃんと見てくれて、ちゃんとフィードバックを返してくれる。また挑戦して、また返ってくる。

そのキャッチボールの繰り返しで、だんだんとSNSを理解できるようになりました。

「検証」して「傾向」を見て、それを投稿に「反映」して「分析」する。SNSにおいてだけでなく、何に対してでも同じなんですが、ちゃんと仕事としてSNSに向き合うためには、ここまでやらないといけないのかということを学びました。

SNS運用でやりがいに感じること

ラクジタンに関しては特になんですけど、ターゲットが自分と同じ主婦層なので、主婦目線で投稿を作り、同じ主婦の方にフィードバックをしてもらえる。投稿に対して、「良かった」と思ってもらえることが一番のやりがいに繋がりました。

アカウントを運営していくなかで、共感や質問コメントが来るようになると、「これ便利だよね!」「これ知ってる?」と、つい一緒に盛り上がりたくなるんです。教えてあげるというよりも、一緒に盛り上げたい!

それが上手く出来た時に、やりがいを感じます。

制作時に心がけていること

投稿を作る際に必ず心がけていることは、自分の世界観・価値観だけで作らないこと!自分では「めっちゃわかりやすい投稿できたぞ!」と思っていても、他の人に見もらうと何のことかわからないこともあります。

説明の順番がわかりにくくなっていたり、動画ひとつにしても自分では何回も編集しているから違和感がなくても、他の人からみたらテロップが早すぎたり。全ての投稿を他のメンバーにチェックしてもらって、自分を信じないようにしています。

他には、ポジティブな言い回しを使うようにしています。

例えば、散らかったリビングに対して「ズボラで辛い」よりも「こんな日もあるよね」とか。「ボケ」と「自虐」は違いを見極めて、できるだけ明るく前向きな言葉を選ぶように意識しています。

子育て×在宅ワーク!オンオフの切り替えがポイント

1日のスケジュールと休日について

朝は7時頃に起床して、8時頃に子ども達を学校に見送ります。その後、大体9時ごろには着席してお仕事を開始するようにし、在宅ワークの日はそのまま子ども達が帰ってくる15時半頃までが仕事時間です。

週に1~2日はビル管理の方の仕事に出るので、その時は子どもの帰宅時間に合わせて急いで帰っています。

基本的に土日祝はお休みと決めていて、家族とゆっくり過ごす、もしくはおうちのリセット(掃除)をしています。結局、掃除の様子を撮影もしているので、投稿のネタ作りの一環でもあるんですけど。

その代わりに、お休みの日はメッセージなどはあまり気にしないようにしています。過去に土曜日に打ち合わせを入れた時に、うっかり忘れてしまった経験があるので、それ以降プライベートとのオンオフは分けるようにしています。

また、普段「ママは仕事をしているから」と子ども達の話をさえぎってしまうこともあるので、休みの日はできるだけ話をちゃんと聞いてあげられるようにしたいと思っています。

在宅ワークの良いところと大変なところ

以前はコワーキングの営業をしながらだったので、接客や問い合わせの対応などが必要で、正直憧れのデスクワークだったのに、あんまり集中してできていませんでした。

なので、自宅で仕事をするようになってからは、かなり集中できるようになりました。自分の好きな空間で、自分だけのスペースで仕事ができるのが、すごく良かったです。

また、仕事の合間に煮込み料理を作ったり、大物の洗濯物を干したり、家事をしながら仕事ができるのは在宅ワークの良いところですね!

「家事が気になって集中できない」と言って、コワーキングに来る人をたくさん見てきたのに、その逆を行っています。今はまだ、楽しい時期です。

逆に在宅ワークの大変なところは、うちの子ども達は学童に行っていないこともあって特になんですけど、長期休暇は子ども達が家にいるので、なかなか仕事に集中できません。

リビングで仕事をしていて、仕事部屋にこもれるわけではないので、子どもとの共存が悩みですね。

全力でサポート!誰かを笑顔にできる働き方を続けたい

以前、自分の「得意なこと」や「強み」を分析する『ストレングスファインダー』を受けたことがあるんですが、診断結果によると私は人がめちゃくちゃ好きで、その人のためなら全力で頑張れる「犬タイプ」だったんです。

その通りで、自分のやりたいことよりも、誰かが喜んでくれることがすごく嬉しいんです。

なので、やりたいことって聞かれたら、私を信じて仕事をお願いしてくれる人や、私と何か一緒にやりたいと言ってくれる人を全力で笑顔にしていきたいです。

「ちかよさんに頼んで良かった」「聞いてみて良かった」と思う『想い』にもっともっと答えていきたいです。

プロフィール

深沢ちかよ / SNSクリエイター

小学生2人のお子さんを子育てしながらSNSクリエイターとして、Instagramの運用を在宅でされているちかよさん。大学卒業後、家業のビル管理とWEB制作事業を夫婦で営む。その後、レンタルスペースや大阪で初となるコワーキングスペースをオープン。イベント企画や子ども食堂運営など、地域に特化した様々な活動を経験。2019年から『ラクジタン』のInstagram運用に関わりはじめ、企画・制作・投稿などを担当している。

こちらの記事は2021年9月取材時の働き方です。

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この記事を書いた人

はせがわ みずき はせがわ みずき フリーライター

仕事も子育ても頑張りたい4児のママ。フルタイムワーママ挫折後、フリーランスに転身。フリーライターとして、インタビュー記事や取材記事、子育てコラムなど主に文章を書くお仕事。食べることが大好き。


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