今回ご紹介するのは、5年前にデータ入力の仕事から在宅ワークをスタートし、現在はレシピ動画の制作もされている岡ちゃんです。
岡ちゃんが動画編集に挑戦するキッカケになったのは、エリアマイスターの登録相談会。そこで「在宅ワーク=事務仕事」だけではないことを知り、考え方の大きな転機になったんだとか。
2021年に行動したことで大きなチャンスを掴んだ岡ちゃんに、データ入力のことや、動画編集が仕事になるまでの流れなどを伺いました。
日中は動画編集、夜はデータ入力
現在はどのような仕事をされていますか?
今は在宅で「データ入力」と「動画編集」をしています。
データ入力の仕事を始めたのは5年程前。2年前にシフト制になってからは、夜をメインに個人情報を無心で入力しています。
日中は主に動画編集をしていて、在宅ワークナビとラクシィさんのInstagramに投稿するレシピ動画を作っています。
最近はクラシルさんからもオファーをいただき、ショート動画を投稿しています。先日はコンソメのサンプルを提供いただいて、それを作ったレシピ動画を制作しました。

在宅ワークのスタートは1件3円のデータ入力
今の働き方に至るまで、どんな仕事をしてきましたか?
英語が好きなので、大学卒業後は海外営業部がある精密機器のメーカーに就職しました。システム開発や営業企画、秘書的な部署で3年間勤務し、結婚を機に退職しました。
和歌山から大阪に引っ越し、1年程子どもに英語を教える仕事をしましたが、妊娠を機に辞めて、しばらくは子育てに専念しました。だけど下の子が幼稚園に入園する頃に、外に働きに出たくなって。時給が良かったアパレルの仕事や家の近くのこども園で給食のパートをしました。
料理は好きだし、家からも近かったし、子どもが幼稚園に通っている間に働けるので、給食のパートは気に入っていたのですが、会社都合でなくなってしまって。
「パソコンを使った仕事がしたい」とずっと思っていたので、事務仕事を探しはじめました。だけど、なかなか就職先が決まらなくて・・・。そんな時に知り合いから家でデータ入力の仕事をしていると聞いて、在宅ワークに興味を持ちました。
データ入力の仕事はどうやって見つけたの?
タウンワークで見つけたんです。
最初は在宅ワークには怪しいイメージがあったのですが。家でパソコンを使って働けるのは、自分にとって最高の働き方だったので、応募してみました。タイピングと筆記の試験になんとか合格し、3回ほど対面で研修を受けました。その後は一度もお話する機会はなく、ひたすら入力作業をしています。
データ入力の仕事は時給ではなく、1件3円とかの単価制。慣れない頃は時給で考えると、1時間作業しても500円とかでした。金額は安かったけど、毎日外で働いてバタバタ過ごすよりも、節約しつつ家で働く方が自分には向いていると思いました。
在宅ワークの情報を「知る」ことが一歩踏み出すキッカケに
動画編集を始めたキッカケは?
2021年5月:エリアマイスターの登録相談会に参加

コロナの影響でデータ入力の仕事も件数が減ってきて。在宅ワークを掛け持ちしようと思って仕事を探している時に、在宅ワークナビに辿り着きました。いろいろ見ているうちにエリアマイスターの相談会の案内を見つけて参加することにしました。
今後の働き方に対する漠然とした不安を誰かに相談したかったんです。
今までは「パソコンを使う仕事=事務職」だと思っていたのですが、相談会に参加したことで、デザインや動画編集の仕事も在宅でできると知って。仕事の選択肢が大きく広がりました。
2021年5月:Webおかん塾を受講

実はデザインには前から興味があったんです。友人のショップのサンクスカードとかカフェのメニューとかをCanvaで作っていて。
在宅ワークナビを読む中でWebおかん塾の存在を知り、受講することにしました。
これまでもWebデザインを学びたい気持ちはあったのですが、当時はスクールに通う時間もお金もなくて。Webおかん塾は費用もお手頃で、内容もわかりやすい。学びたくても学べなかった主婦にはぴったりでした。
Canvaを使って課題の制作をしている時は、時間を忘れて没頭できて、「デザインすることが好きなのかも」そう思えるキッカケになりました。
2021年6月:フリーランス座談会に参加

6月にはエリアマイスターのフリーランス座談会にも参加しました。そこで、いろいろ気になることを質問してみたんです。「Webデザインを学ぶためにはスクールに通った方がいいですか?」とか「Macを買った方がいいですか?」とか。そうしたら「まずは今あるもので、自分のできる範囲でやってみれば良い。」と言ってもらえて。
その言葉のおかげで、これまで抱えていた迷いがスッキリして、視野が広がりました。
この時に初心者でも使えそうな「Filmora」という動画編集のソフトを教えていただいて。それが動画編集に挑戦するキッカケになりました。
2021年7月:アウトプット勉強会に参加

その後、アウトプット勉強会にも参加しました。その時に画面越しで初めてあいみんさんとお会いしたのですが、何かの流れで料理の話になった時に、「レシピ撮ってみてよ〜!」って言っていただいて。
それをキッカケにレシピ動画を作って、自分のInstagramで投稿をはじめました。それからしばらくした時に、あいみんさんから「在宅ワークナビのInstagramでも時短レシピを紹介したい」と声をかけていただいて。
趣味の一環で作った動画が仕事に繋がるとは思いもしませんでした。
「動画編集が仕事になったら、Macを買おう」そう決めていたので、最近念願のMacを手に入れました!
在宅ワークでも人と関わりながら働ける

スキルアップのためにしていることは?
アイディアの引き出しを増やすために、レシピ動画やInstagramを見て、魅せ方などを研究しています。
壁にぶつかった時は、今の自分が持っているスキルの中で、できることを模索しながら乗り越えるようにしています。
先日、知り合いのまつげパーマサロンのお店紹介の動画を作成させてもらって。友人と一緒に考えながら撮影していく過程がすごく楽しくて。需要があれば、お店紹介の動画も作っていきたいです。
今後どうなっていきたい?
自分が既に持っているパソコンやスマホを使って動画編集を始めましたが、「撮影用のカメラが欲しいな〜」とか欲も出てきて。自分の欲しいものは自分で買いたいので、もう少し収入を上げたいです。
そのためにも、今後は動画編集だけじゃなくて、SNS代行や、WordPressを使ったサイト制作などにも挑戦して、仕事の幅を広げていきたいです。
今年の2月からはあいみんさんの元でLステップの勉強もしています。まだ始めたばかりですが、1つ1つ作ったものが目に見えて出来上がっていく過程に面白さを感じています。また在宅ワークの先輩であるミカさんと一緒に作業する喜びも感じています。
これまでは「在宅ワーク=1人で黙々と作業」だと思い込んでいました。あいみんさんと出会えたことで、在宅ワークでも人と関わりながら働けることを経験できました。本当に感謝しかないです。この働き方をたくさんの人に知ってもらいたいです。
ムダな経験は1つもない。できることからスタートしよう

在宅ワークに興味のある方にメッセージをお願いします。
私はエリアマイスターの相談会に参加したことで、考え方が変わり、行動できました。そして行動したことで良いことがたくさんありました!
もしやりたいことや興味のあることがあるなら、できる範囲で、少しずつ、始めると良いと思います。その過程で見たこと、学んだこと、感じたこと、無駄なことは1つもないです!
ぜひ過程を楽しみながら、少しずつでも進んで欲しいです。
岡ちゃん
在宅ワーク歴5年。お子さんが小学校に入学するタイミングで、在宅でデータ入力の仕事をスタート。現在は在宅ワークの幅を広げ、得意な料理のスキルを活かしてレシピ動画の制作も行っている。