近年、女性の社会進出や働き方改革が叫ばれる中、共働き家庭が増える一方で「子どもが小さいうちはそばにいたい」と希望するご家庭も少なくありません。
「子どものそばに居ながら自宅で働きたい」との思いから2人のお子さんを自宅で子育てしながら、未経験からWEBデザイナーとして在宅ワークをはじめたKoroさん。
今回はそんなKoroさんがWEBデザインと出会い在宅ワーカーとなるまでのきっかけや、その後のお仕事の習得方法、家庭との両立についてインタビューいたしました!
専業主婦から在宅ワーカーへ!WEBデザインとの出会い
在宅ワークをしようと思った理由
子どもが幼稚園に入るギリギリまでは、子どものそばに居たいと考えていたので出産を期に専業主婦になりました。
しかし、金銭面的な部分で不安があったので、家の中でできる仕事はないかと考えるようになり「少しでも家計の足しになれば」そんな思いで、家でできる仕事を探しはじめました。
はじめは『内職』や『在宅ワーク』といったキーワードで色々と探しては見たものの、なかなか仕事には繋がりませんでした。
当時、下の子がまだ0歳と手がかかる時期だったことと、上の子も幼稚園に入園する前だったので、日中子ども2人の育児をしながら自宅で仕事ができるのか。また、自宅でどんな仕事ができるのかすらわからない状態でした。
在宅ワークナビに出会う
何かないかとネットで色々と調べている時に偶然『在宅ワークナビ』見つけ、とりあえず何か手掛かりになるかもしれないと思い、公式LINEを登録してみました。
それからしばらくして、在宅ワークナビを運営されているアイミン( @zaitaku_aimin )さんに個別相談が出来る期間があったので、そこで「在宅で何かやりたいのですが、何ができますか?」「子どもが居てもできますか?」といったことを色々と相談しました。
ブライダルのお仕事をしていた時に、時々Illustratorを使って制作物を作っていた経験からデザインに興味がありました。そこからCanvaでの画像制作やSNSの運用を勧められて、独学でデザインに挑戦しはじめました。
この時の体験をきっかけに、在宅ワークでデザインの仕事ができたら良いなと考えるようになりました。

WEBデザインスクールを受講
そんな時に、ママ専用のWEBデザインスクール『Famm』の広告を見つけました。
1ヵ月5回の講座で15万円と決して即決できる価格ではありませんでしたが、「今ここでやらなかったら絶対後悔する、後悔するぐらいなら挑戦しよう!」との思いで受講を決意しました。
最初はデザインの基礎となるPhotoshopの操作とバナー制作からはじまり、次にWEB制作に必要なHTMLとCSSについて学びました。
HTMLとCSSの授業にはいった時は「なんて世界に踏み込んでしまったんだ」「自分は逃げずにできるのか?」と迷いもありましたが「お金を投資したからにはやらなきゃと!」自分を追い込んで必死に食らいつきました。
5回の講座のうち4回は近所に住む実家の母に来てもらって、子ども達を見てもらいながら受講しました。
初回だけ母の都合がつかなかったのですが、Fammでは無料で自宅にベビーシッターを派遣してくれるので、そちらを利用して10時~13時までの3時間子ども達を見てもらいながら安心して学べました。
週1回3時間の受講に加えて毎回しっかりと課題も出されるので、子ども達を寝かしつけた10時頃から深夜の1時頃まで、課題や勉強をする時間に当てていました。
日中は実家に行って母に子どもを見てもらいながら勉強をする日もあり、家族の協力もあってなんとか学習時間を確保出来ました。
学習で苦労したこと
『Famm』では受講後1ヵ月間わからないことを質問できるサポート期間があるのと、卒業生専用のFacebookグループがあり、そこで自由に質問をすることができます。
学んだ期間が短かった分、「この方法で合っているのか?」と、自信がなく不安に思う時が多々あったのですが、そんな時でも「こんな初歩的な質問をしても良いのだろうか?」と思うとなかなか相談できませんでした。
聞ける人もいない環境でのスキルアップはとても大変でしたし、なかなか自信に繋げることが難しかったですね。
SNSを活用して案件獲得!今はとにかく学ぶことが楽しい
仕事の習得方法
あまり自信がなかったこともあり、今はコーディングの仕事はあまり受けていないのですが、主にお仕事は『ココナラ』から、バナー制作やヘッダーのお仕事が多いですね。その他には、Canvaを使った名刺のデザインもお受けしました。
ヘッダーをご依頼頂いた方から、その後LPの制作もご依頼頂くなど、継続してご相談いただけることも増えています。
他では、Twitterで知り合った方から『ペライチ』でのWEB制作が3件ほど繋がり、こちらもありがたいことに継続してお取引があります。
基本的に日々、Twitterで情報収集するようにしています。ココナラでの売るノウハウを公開している方から、情報習得して自分も実践したり、ページに反映してみるなど試行錯誤しています。

スキルアップ方法
日常生活の中でも、いろいろなデザインを意識して見るように心がけています。
その他にも、Twitterを使って他の方の作品を観に行って参考にしたり、企画などがあれば参加したりと、積極的に色んな事に挑戦するようにしています。
デザイン以外にもやってみたいことや、挑戦してみたいことがありすぎて時間がいくらあっても足りないですね。今は学ぶことがとにかく楽しいです!
在宅ワークでの不安
はじめる前は、大きなお金を投資することに「本当に費用を回収できるのだろうか」と不安がありました。
色々とお仕事を貰うようになった今でも不安は尽きません。この案件が終わってしまって「このままもう依頼が来なかったらどうしよう?」といつも不安になりますね。
子どもを第一にバランスよく働く!自分の考え方も大きく変化
仕事時間の確保
日中は下の子が家にいるので、基本的に子どもがお昼寝をしている時間をお仕事に当てています。
仕事が立て込んでいるときなんかは、最初の頃は子ども達を寝かしつけた後の夜に活動をしていました。でも、夜の活動は自分的にきつかったので、その後は子ども達が起きてくるまでの朝にシフトチェンジしました。
それでも仕事が押している時は、母の仕事が休みの日に実家に行って、子ども達をお願いして仕事をする日もあります。
子どもがまだ小さいこともあり、一緒にいる時間に仕事をしてしまうと拗ねてしまうので、ちょっとしたメッセージのやりとり以外では、子どもの前ではパソコンを触らないように決めています。
在宅ワークをはじめてからの変化
家庭と仕事の両立はやはり大変ですが、在宅ワークをはじめてから学ぶことの楽しさに気づけました。今まで自分の知らなかった世界に一歩踏み込んだことで、視野や選択肢が広くなった気がします。
もともと、ちょっと悲観的なところがありポジティブなタイプではなかったのですが、在宅ワークをするようになってから考え方が変わりました。以前より前向きになったと思います。
私が色々と挑戦して仕事をする姿を見て、夫にも変化がありました。最初の頃「勝手にしな」「どうせ無理でしょ」と否定的なことを言われることもあったのですが、今では干渉しすぎないように程よい距離感で「陰ながら応援する」と言ってくれました。
挑戦してみたいこと
Twitterで繋がったママ達とグループを作っていて、「いつかみんなで何かやってみたいね」と言っています。全国色んな場所に住んでいるママ達なので、オンラインで何かできないかなと考えています。
グループのメンバー内で「私はコーディングが苦手なんだよね~」と話したら「私はデザインに自信がないんだよね」という人がいて、じゃあ役割分担して一緒にできるじゃん!と話していました。
今はまだみんな駆け出しや勉強中なので、いつかみんなで力を合わせてチームでお仕事ができたらいいなと思っています。
子どもとずっと一緒にいられる時間は、幼稚園に入るまでの今しかありません。子どもとの時間を一番に優先しつつ、バランスよく働けたら良いなと思っています。
WEBデザイナー / Koro
2020年秋からWEBでデザインやバナー制作を中心に、在宅ワークをはじめたKoroさん。ご主人と4歳と2歳の2人の娘さんを持つ4人家族。ブライダルの専門学校を卒業後、ウェディングプランナーとしてホテルに就職。その後、結婚を機に退職し、動画編集のアルバイトを経験。第一子の出産後、専業主婦となりました。お子さんが小さいうちはそばに居ながら、家計のためにスキマ時間できる仕事はないかと考えていたときに『在宅ワーク』と出会い、WEBデザインを学び始めました。