
在宅ワークの良いところはよく見かけるんだけど、大変な部分って実際どんなことがあるんだろう?



その不安、わかります!良いところだけではなく、大変なところも始める前に知っておきたいですよね。
この記事では、在宅ワークを始めて約1年の私が実際に大変だと感じたことを紹介したいと思います。
在宅ワークを始めて大変だったところ


在宅ワーク歴1年の私が気づいた在宅ワークの大変なところを順番に紹介していきます。
①わからないことが多いのに気軽に聞ける相手がいない
新しい仕事を始めるとわからないことが多いのはもちろんですが、在宅ワークの場合は気軽に聞ける相手がいないのが大変でした。
在宅ワークは基本的に自分1人で仕事をすることが多いので、わからないことがあってもまず自分で調べて解決しないといけません。
会社員時代やパート時代は、まず入社してすぐに仕事内容を一通り詳しく説明してもらえたし、わからないことがあってもすぐに質問できる環境だったので、そこが大きく違いました。
私の場合は在宅ワークを始めるにあたりまずWordPressブログを立ち上げたのですが、立ち上げ方はもちろん、設定や書き方など本当にわからないことだらけ。
ブログ運営以外にも、ライター業に関することや収入の管理に関することなど、新しいことを始めるたびにわからないことが永遠に発生し続けます。



その都度手探りで調べるのですが、答えを見つけるまですごく時間がかかるし、結局解決できないことも多かったです。
在宅ワークを始めて『自分で検索して答えを見つける力』は以前より付いた気がしますが、やっぱり気軽に質問できる相手がいないのは大変なところだなと思います。
②小さい子どもを自宅保育をしながら作業するのは無理
『在宅ワーク』と聞けば、『小さい子どもを見ながらも家でできるお仕事』のような気がしてしまいますが、実際子どもが起きてる時間に横で作業するのはほぼ無理でした。
私は次男が3歳(自宅保育中)のときに在宅ワークを始めたのですが、日中にパソコンを開くと毎回必ず膝に乗ってパソコンを触ろうとしてくるし、常に「一緒に遊ぼう」攻撃の嵐…。



え、何もできない…
子どもを見ながら作業するのは、思っていた以上に至難の業でした。
今年度からは次男も園に通っているので少し時間が取れるようになりましたが、自宅保育中は日中の作業はお昼寝時間だけと割り切ることに。
私の知る限り、小さいお子さんを自宅保育しながら在宅ワークしている人は、子どもの寝ている時間に自分の睡眠を削ってがんばっている印象です。



在宅ワークなら子供を見ながらできそう!と考えている方は、要注意。
小さい子どもを自宅保育中でもスタートできるのが在宅ワークの魅力ですが、作業時間の確保はきっと難しいと思うので、気長に少しずつ進めるぐらいの気持ちでいるのがおすすめです。
③収入を得るのが結構大変


在宅ワークは、やっぱり単価が低いことが多いです。
実際に始めてみて、パート並みの収入を在宅ワークで稼ぐのはかなり大変だと実感しました。



初心者の間は単価も低いうえ、慣れない作業に時間がかかるので、時給換算するとパートの1/3以下になることもしばしば…
最初はクラウドソーシングに登録してお仕事に応募する人が多いですが、クラウドソーシングで初心者向けに募集している案件は特に報酬が低いと感じます。
たとえばクラウドソーシングで『未経験OKのライター案件』を探した場合、1文字0.5円より低いケースが結構あります。
もし1文字0.3円の案件を受けた場合、2000字書いても600円にしかならず…。
その2000字をがんばって2時間で書き上げたとしても、時給換算すると300円という状態に。



案件応募の手間とか、内容のリサーチをする手間を考えたら、もっと残念な時給だよ…。
外で働くのが厳しい人にとっては在宅ワークは貴重な収入源になりますが、すぐにまとまった収入が必要な人はパートや社員として就職する方が絶対におすすめだと思います。
④仕事とプライベートの線引きが難しい


会社員のときは就業時間がはっきり決まっていたので、それ以外は完全にプライベート時間として過ごしていました。
その一方で、在宅ワークは良くも悪くもいつでも作業ができてしまいます。
夜中に作業することもできるし、週末も休むことなく作業することも可能。
自分で作業時間のルールを決めておかないと、延々に続けてしまって家族の時間や睡眠時間を削ってしまう事態に陥ります。



私の場合は家族最優先の働き方がしたくて在宅ワークを始めたので、家族と一緒にいる時間はパソコン作業しないと決めました。
家族と過ごす時間を優先するために在宅ワークを始めたのに、週末の家族時間を使ってまで作業をするようになったらもはや本末転倒。
やればやるだけ収入が増える可能性があるのも在宅ワークの魅力ですが、これ以上はやらないという線引きも決めておかないと、自分や家族を苦しめてしまう可能性もあるので注意が必要です。
⑤最初はパートナーからの賛同を得にくい
在宅ワークは、収入が安定するまではパートナーの賛同を得にくい働き方なのかも…と感じることがあります。
というのも、もしパートナーが『安定した収入』を望んでいる場合、きっと在宅ワークより外で働いてほしいと感じると思うんです。
反対にもし『家庭のことを完璧にしてほしい』と望んでいる場合、単価の低い在宅ワークに時間を取られるのは賛成できないはず…。
『在宅ワークに時間を費やすこと』は、意外とパートナーの賛同を得にくいのかもしれないと感じました。



わが家の夫も反対はしていませんが、在宅ワークよりも家事・育児を優先してほしいとは常に言っています。
わが家の場合は次男に療育が必要なので在宅ワークを選んでいますが、もし定型発達で保育園で問題なく過ごせるなら、外で働いて安定した収入を得る選択をしていたかも…と思います。
安定した収入を得ることができれば在宅ワークは家族にとってかなりいい働き方になると思いますが、そこに至るまでは少し賛同を得にくい働き方かもしれません。



もちろん在宅ワークでも安定した収入で活躍されている方もたくさんいるので、私もそこを目指してがんばりたいと思っています!
⑥確定申告が心配


これは収入や青色申告の有無などによって変わりますが、確定申告が必要な場合はいろいろ大変だと聞きます…。



私も昨年開業届を出して今年初めて確定申告をする予定ですが、まったく知識がないのでただただ不安…。
帳簿をつけたり、領収書を整理したり、確定申告書を作成したり…。
またもや初心者にはよくわからない作業が山積み。
会社員やパート社員だったころは税金関係は会社にお任せだったので、自分で調べてやらないといけない事務手続きが多いなーと感じます。
在宅ワークから個人事業主になる場合には、税金についても勉強しないといけないのも大変なところです。
大変なこともあるけど、やっぱり在宅ワークを続けたい理由


このように大変なところもいろいろ見つけたのですが…
それ以上に『やっぱり在宅ワークで良かった』と感じたことが多かったのも、在宅ワーク歴1年目の感想です。
- 家族と一緒に過ごせる時間が長い
- 子どもの急な体調不良に対応しやすい
- 子どもを習い事に通わせやすい
- 家事や育児との両立がしやすい
- 自分のペースで仕事ができる
- ママや妻としてではなく『自分』として活動する時間ができる
などなど。
やっぱり子育て中の私にとっては『在宅ワークをしてよかった…!』と感じる瞬間は、本当にたくさんありました。
コロナ禍で在宅ワークのメリットを感じることは特に増えましたが、やっぱり子どもの急な体調不良にすぐ対応してあげられたり、家族の予定を優先して行動できるのは、私にとって何より在宅ワークで良かったと感じるポイントです。
もし今自分の大切な人が在宅ワークしようかと悩んでいたら、
- すぐにまとまった収入が必要ではない
- 少しずつでもコツコツと長く継続できる
- 外で働くより在宅で働きたい強い理由がある
という条件がそろっているなら、在宅ワークに挑戦してみることをおすすめすると思います。
大変なことももちろんありますが、今の私にとってはそれ以上の魅力がたくさんあるので、私は今後も在宅ワークを続けていく予定です。
もし今在宅ワークを始めようか悩んでいる方がいたら、1つの経験談として参考にしてもらえたら嬉しいです。



お互いがんばりましょうー!
働き方は十人十色。あなたに合った働き方を見つけてくださいね。

