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子だくさんでも子育ても仕事も諦めない!隙間時間も有効に「楽しさ」を大切に働くフリーランスライター

フリーライター・広報長谷美澄さん川

「子だくさんでも子育ても仕事も諦めない」をモットーに4人のお子さんを育てながらフリーランスライター・広報代行として活躍している長谷川さん。

3人目出産後に会社員に復帰するも、子どもの病欠が続き有給がゼロに。退職を余儀なくされた長谷川さんは保育園継続のために開業届を出してフリーランスの世界に足を踏み入れました。

子どもの急な体調不良に対応しやすい在宅ワーク。一方で、育休が取得できなかったり、保育園入園が不利になったり、決して良いことばかりではありません。

ライターの仕事・子育てと仕事の両立・フリーランスならではの大変さなど、気になるアレコレをうかがいました。

目次

子だくさんでも子育ても仕事も諦めない

今のワークスタイルは?

2019年2月よりフリーランスでライターや広報代行の仕事をしています。

取材や打ち合わせで外に出ることも多いのですが、家で仕事をする日は朝9時に下の子3人を保育園へ送り、9時半くらいからメールチェック、10時から17時半までが仕事時間です。その後上の子の学童と保育園へお迎えにいきます。

長谷川さんの1日の仕事の流れ
長谷川さんの1日のスケジュール 在宅ワークナビInstagramより引用

子どもの体調不良で有給0。退職を余儀なくされフリーランスの世界に

フリーランスのライターになったキッカケは?

「フリーランスになりたい」と思って今の働き方になったわけではないんです。

3人目を出産するまではずっと会社員をしていましたが、子どもの体調不良で休みをいただくことが多く、有給がなくなり退職を余儀なくされました。保育園に継続して通うためにもすぐにアルバイトやパートを探していろいろと応募したのですが、どこも面接にすら辿り着けなくて・・・。

一時は保育園を辞めて働くことを諦めるという選択肢も考えましたが、なるべく子どもの環境を変えたくないと思い、保育園継続のために開業届を出してフリーランスになりました。

開業届を出した時点ではどんな仕事をしていくのかを決めかねていたのですが、ライターなら初期投資もかからないし、会社員時代のスキルが活かせると思ったんです。

どのようにスキルを身につけた?

自分が元々持っているスキルの中から何ができるのかを考えてライターの仕事を選んだので、ライターになるために特別な勉強をしたわけではありません。

会社員時代は広報に所属し、社内報の作成・社員インタビュー・SNSの運用に携わっていました。文章を書くことに抵抗はなかったので、クラウドワークスに登録して1文字0.5円の案件を受けることからライターの1歩をスタートしました。

当時はSEO記事を書く時には細かなマニュアルをいただくことが多く、実案件をこなしながらスキルアップしていきました。

あとは、今でもトレンドニュースや人気のコラムなどを積極的に読むようにしています。

大切にしていることはお客様とのコミュニケーション

フリーライター・広報長谷川美澄さん
対面インタビュー時には撮影も自分で行う長谷川さん

現在はどのような仕事をしているの?

主にインタビュー記事の執筆やSNS運用のディレクションを行っています。

取材は対面が月に2.3本、オンラインを4.5本くらい行っています。対面取材では取材・執筆のほかに撮影も自分で行うことが多いです。完全在宅でライターの仕事を行う方も多い中、遠方まで取材に足を運べること・撮影ができること・ワードプレスに直接入稿できることは私の強みになっていますし、お客様からも喜んでいただけています。

SNSの運用は、最初は投稿のキャプションを書く仕事をしていたのですが、徐々にディレクションも任せていただけるようになりました。

長谷川さん
在宅ワークナビのインスタ運用のディレクションも担当しています。

取材ライターには自分の希望でなったの?

ライターをはじめた頃はSEO記事も執筆していたし、今でも子育ての体験記事やプレスリリースなども執筆しています。

「取材ライターになりたい」と意識はしていませんが、お客様からのご紹介で取材の依頼をいただくことが自然に増えました。

対面取材は移動時間や撮影の編集などもあり、かなりの時間と労力を費やすので体力的にしんどいこともあります。しかし、人とコミュニケーションをとることが好きなので取材ライターの仕事は楽しいし、自分に合っていると思います。

ライターの仕事で心掛けていることは?

言われたことをただ書くのではなく、正しい情報を読みやすく伝えることがライターの仕事だと思っています。読んだ人がどう感じるのかを考えて、客観的な視点を忘れずに読みやすい文章を書くように心がけています。

これまで壁を感じたことは?

今でも壁にぶち当たることはたくさんあります。

執筆した文章にまるっと修正が入った時には凹むこともありますし、クライアントさんが求めるものとインタビューされる人の想いが違うこともあり、何を基準に文章を書くべきか戸惑うこともあります。

文章には人それぞれ好みがあるので、あまり悩みすぎずに求められるものを書いていこうと思っています。

締め切り管理はどうしている?

正直なところ、締め切り管理は苦手なんです。フリーランスになりたての頃よりも、知識が増えたからこそ構成や表現に悩むことが増え、1つの記事を完成させるのにかなりの時間を費やします。

以前、周りの方から「苦手なことをできるようにするのではなく、できないからどうして欲しいのかを周りに伝えた方が良い」とアドバイスいただき、最近ではチームで一緒に仕事をする方にスケジュール管理をしてもらうこともあります。

あとは、全てを自分で対応するのではなく、自分がすべきこと・自分じゃなくてもできることを見極め、周りの方にお願いすることも少しずつ増えてきました。例えば、インタビュー記事は文字起こしを外注したり、SEO記事は構成は自分で作りあとの執筆は他の方にお願いしたり。自分の作業時間を確保できるように工夫をしています。

継続してお仕事をいただく秘訣は?

お客様とのコミュニケーションを大切にすることです。仕事に関係なくランチにお誘いしたり、SNSでコメントをし合ったりすることもあります。

子育てと仕事は両立できないもの。隙間時間を有効にできる時にやる!

フリーライター・広報長谷川美澄さん

子育てと仕事、両立のコツは?

「子育てと仕事は両立できないもの」と考えているので、両立しようと思っていないんです。

自分がしんどくなってしまうので「子どもがいる時は仕事はしない」などのルールも決めていません。

土日に子ども達を旦那さんに任せて、スタバで仕事をすることもありますよ。土日でも夜中でも、できる時にやるのが私のスタイル。子ども達も私が仕事をしているのが日常になっているようです。

長谷川さん
子どもの習い事の待ち時間も有効活用。常にパソコンを持ち歩いています。

今後は取材で外に出る機会も増えるので、急な子どもの体調不良に備えて、病児のベビーシッターさんもお願いしようと思っています。

育休や保活、フリーランスならではの苦労も

在宅ワークのメリット・デメリットは?

会社員の時はスムーズだった育休・保活がフリーランスになって難しくなりました。

フリーランスには育休がありません。1度仕事をお断りしてしまうと次に仕事をもらうのが難しいので、4人目出産の時は出産ギリギリまで仕事を続けたし、産後もできる範囲ですぐに仕事を再開しました。

また、私の住んでいる地域では家で仕事をしていると保育園入園の優先順位が低くなってしまうので、保活もすごく大変でした。ポイントを増やすためにコワーキングスペースにオフィスを借りて、そこに出勤して仕事をすることで無事に保育園に入園することができました。

長谷川さん
今は下3人は同じ保育園に通えています。

一方で、子どもが体調不良の時に「会社を休まなければ・・・」という心の負担は無くなりました。

また、会社員時代は自分の勤めている業界のことしか見てこなかったけれど、フリーランスになってからは、いろいろな業界の方とお仕事をさせていただく機会に恵まれて視野が広がりました。

今後もこの働き方を続けていく?

本当はずっと会社員で働きたいと思っていたし、フリーランスという働き方にこだわりはないんです。だけど、子育てと仕事の両立が難しいことを身をもって感じているので、子どもが小さいうちは今の働き方を続けていくと思います。

子どもが大きくなったら組織で働いて大きな仕事にも関わってみたいという想いもあります。

「楽しい」と思う気持ちを大切に働き続けたい

長谷川さんにとって仕事とは?

働くことは好きですし、仕事をすることで自己肯定感が上がります。子育ては誰も褒めてくれないし、結果もすぐに目に見えないですし、悩みも多いですよね。仕事をすることで自分のモチベーションを保つことができています。

今後の目標は?

仕事に一番に求めるものは「楽しさ」なんです。楽しくないと頑張れないので。雇用形態にとらわれずに、未来を想像してワクワクすることに携わっていきたいです。

そのためには、仕事内容ももちろんですが、誰と働くのかも大切。今後もお仕事で出会う人との繋がりを大切に、視野を広げていきたいと思っています。

長谷川さん
もっとバリバリ働きたい。

最後に・・・未来の在宅ワーカーに一言お願いします。

私はこれをやろうと決めてフリーランスになったわけではありません。

新しいスキルを身につけることも良いですが、すでに自分が持っているスキルを活かして、得意なこやと好きなことでスタートしても良いと思います。

プロフィール

長谷川 美澄さん
家族構成:本人・配偶者・娘(小1)・娘(5歳)・娘(3歳)・息子(1歳)
在宅ワーク歴:2019年2月よりフリーランスライター・広報として活動を開始

※この記事の内容は2021年8月時点の働き方です。
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この記事を書いた人

フリーランスWebライター
金融業界で営業事務を6年間経験したのち、2人目の出産を機に、フリーランスWebライターへ転身。
子育て×働き方メディア運営・SNS代行・メディアのライティング。
人や物に込められた想いを文章にするのが得意です。


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